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初めて白髪を染める方へ〜髪や頭皮を傷めないためのコツ〜

年齢を重ねると共に少しずつ増え始める『白髪』の悩み。
『白髪を染めてみたいけれど、初めてだし、自分で出来るかどうか不安……』
『ヘアカラーは髪を傷めるって聞いたから、染めるのを躊躇してしまう』
『髪を傷めずに、自分でできる白髪染めってあるのかしら?』
こんなやりとりを30〜40代向けお悩み掲示板で見かけました。

 

普段からおしゃれ目的でカラーリングをしている人なら、もし白髪ができても、いつも通り髪を染めれば見えなくなるため、白髪の有無はそんなに気にならないものでしょう。

 

しかし、今まで一度も髪を染めたことのない方の場合、白髪が増えるたびに不安になり、白髪の数と共に、その悩みも増えていきます。
また、いざ白髪を染めてみようと思っても、薬剤による髪へのダメージや頭皮トラブルなど、不安なことが多く、なかなか実行に移せないという消極的な方も多いでしょう。

 

ここでは、そんなお悩みを持つ『白髪染め初心者さん』のために、どうして白髪染めをすると髪や頭皮が傷むのか、髪や頭皮を傷めない白髪染めの選び方、初めて白髪を染める時の注意点ついて、順番にお話していきたいと思います。

 

★ヘアカラー用白髪染めで髪が傷むのはなぜか?★

市販のヘアカラー用白髪染めを使うと、なぜ髪や頭皮が傷むのか?
それは、ヘアカラー用白髪染めに含まれているふたつの薬品の作用から来るものです。

 

一般的な市販の白髪染めは、1剤(アルカリ剤・酸化染料)と2剤(酸化剤)、2種類の薬剤で構成されています。

 

最初に使う1剤・アルカリ剤の役目は、キューティクルの分解です。
普段、髪の毛は内部の水分が蒸発しないように、キューティクルで表面を保護しています。
しかし、このキューティクルがあると、白髪染めの染料が内部に浸透しづらく、綺麗に色素が入りません。そこで、まずはアルカリ剤でキューティクルの表面を開いておくのです。

 

そこに1剤に2剤を混ぜると酵素が発生します。酵素の役割は、色素を定着させることです。

 

上記の効果から、わかりやすくヘアカラー用白髪染めの流れをまとめると、
『1剤のアルカリ剤で開いたキューティクルの隙間から、染料と酵素が内部に浸透していき、酵素の力で染料を定着させる』
というしくみで白髪を染めていることになります。

 

ご察しの通り、キューティクルは一度開くとなかなか戻らず、回復にとても時間がかかるものです。また、アルカリ剤、酸化剤共に刺激の強い薬剤ですから、頭皮や髪に優しいものだとは言えません。

 

【結論】ヘアカラーで白髪染めを繰り返すと、髪がパサパサになったり、ぺったんこな痩せた髪になったりするのは、カラーリングに使用しているこれら薬剤の作用である。

 

★白髪染めを使い続けても、パサパサ、ぺったんこな痩せた髪にならないためには?★

では、ずっと使い続けても髪がパサパサにならない、ぺったんこな痩せた髪にならない白髪染めの方法はないのでしょうか?

 

それは、薬剤を使ったヘアカラー用の白髪染めではなく、薬剤を使わないヘアマニキュアタイプの白髪染めを使うことで、おおむね解決できます。
ヘアマニキュアタイプの白髪染めは、強い薬剤を使わずに髪の表面にだけ色をつけるため、髪を傷めずに白髪を染めることができるんです。

 

……と、言っても、今まで髪を染めたことがない人だと、ヘアカラーとヘアマニキュアの違いを、すぐにはイメージしづらいですよね。
そこで、簡単にヘアカラーとヘアマニキュアの特徴をまとめてみました。

 

ヘアカラーの特徴
  • 黒色から明るい色への変更できる
  • 1カ月以上色が持つ
  • 酵素剤やアルカリ剤などの薬剤を使うため、髪が傷みやすい
  • アレルギー体質の人には向かない
  • ツンとした刺激臭がする

 

ヘアマニキュアの特徴
  • 黒色から明るい色にはできない
  • 2週間程度で色が落ちる
  • 強い薬剤が入っていないため、髪や頭皮が傷みにくい
  • アレルギー体質でも使える商品が多い
  • 異臭がしない

 

これらの特徴からもわかるように、ヘアマニキュアは、キューティクルを開かずに着色できるため、髪や頭皮が傷みにくく、ヘアカラーよりも身体に優しい作りです。

 

ヘアカラーほどの強い着色力があるわけではないため、へアマニキュアで黒い髪を明るい色にするのは難しいのですが、白髪を染める場合、白い髪を黒くすることが目的なので、さほどその辺りは問題にならないかと思います。

 

また、使用時にアルカリ剤による独特なアンモニア臭がしない点も嬉しいですね。

 

昔は、その色持ちの悪さから、ヘアマニキュアは手間がかかると敬遠されがちでしたが、
お風呂前に塗るだけで簡単に白髪を染められるトリートメントタイプのヘアマニキュアが登場したことで、以前より手軽に、自宅用白髪染めとして利用しやすくなりました。

 

【結論】髪の色を明るくしたい場合はヘアカラータイプがベター。白髪染めのように、ずっと使い続けるような場合は、髪や頭皮に優しいヘアマニキュアタイプがおすすめ。

 

★初めての方が白髪を染める前に知っておくべきポイントと注意点★

最後に、初めて白髪を染める前に知っておいて欲しいポイントをいくつかご紹介します。

 

髪の柔らかさを確かめる

髪の柔らかい人ほど染まりやすく、髪の硬い人ほど染まりにくい傾向にあります。
どちらかわからない場合は、美容師さんに聞いてみると良いでしょう。
髪の毛が硬めの方は、染料の放置時間を5〜10分程度長くすると成功しやすくなります。

 

室温は何度ぐらいか?

20〜30℃を基準として、放置時間が設定されています。
この基準より室温が低いと染まりにくく、基準より高いと染まりやすくなります。
室温を無視すると染毛具合が季節に左右されてしまうので、いつも通りが難しくなります。
白髪染めの前に理想の温度帯がとなるよう、エアコン等で室温調整をすると良いでしょう。

 

フェースラインや白髪の多いところから念入りに

顔周辺や白髪の多い部分は、染まりにくい部分です。
これらから先に染料を多めに塗っていくことで、塗りムラが出にくくなります。

 

白髪染めの後はしっかりと乾かす

白髪染めの後、髪が濡れたままだと、染料が服やシーツに色移りする場合があります。
洗髪後は、しっかりと乾かし、当日夜は念のため枕にタオルをかけて寝ると良いでしょう。

 

白髪に悩んでいる女性のみなさん、ぜひ、こちらの記事を参考にして、初めての白髪染めにチャレンジしてみてくださいね。